10月1日(木)週刊ニュースレター配信開始
10月1日(木)から週刊でニュースレターの配信を開始しました。 今まで45冊以上の本を上梓してきています。
毎回大量のインプットをして執筆する中で、原稿に取り込めなかった、でも示唆のある文章などを基に配信。毎週一つ、『孫子』や『論語』、クラウゼヴィッツや渋沢栄一、歴史的な思想家や勝負師たちが描く補助線から、現代へのヒントを汲みだしていきます。
下記は創刊号です。
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歴史の補助線 中国古典と戦略の翻訳者・守屋淳が、歴史から今日へ引く週一本の線 第1号|2026年10月1日配信 |
勝兵は、先ず勝ちて、而る後に戦いを求め、敗兵は、先ず戦いて、而る後に勝ちを求む (しょうへいは、まずかちて、しかるのちにたたかいをもとめ、はいへいは、まずたたかいて、しかるのちにかちをもとむ)
――勝利を収める側は、最初から勝っているという態勢を作っておいてから、戦う。負ける側は、戦いはじめてから、勝とうとする。『孫子』軍形篇 |
勝負事には、「これならほぼ勝てる」という態勢を最初から作れるものと、「実際にやってみないと勝ち方も、勝敗もわからない」というものとの二種類があります。この二つはグラデーションになっています。
たとえば、ビジネスの新規事業の多くは明らかに後者。この場合は、「小さくたくさん試して、早く失敗し、学習を重ねる」といった探索型の手法がとられます。
『孫子』の特徴は、本来、やってみなければわからないはずの戦争を、「最初から勝っているもの」にしようと、画策した点にあります。だからこそ、実際の戦闘に至る前の政治や外交戦略、スパイの活用による諜報やだまし討ちなどを重視しました。実戦の前に勝てる構造を作っておくわけです。ビジネスの交渉はこちらに近い面があります。 |
今週の補助線 あなたの勝負は、探索によって学習を重ねた方がよいものですか。それとも、実戦の前に勝てる構造を作っておいたほうがよいものですか。 |
お知らせ ◇『最高の戦略教科書 孫子』新装改訂版が発売1週間で重版決定。 |
このレターは、守屋淳の書籍・講座にご縁のあった方へお届けします。
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